プレスリリース
2017年4月3日
大王製紙がVoithのXcelLine抄紙機を採用
日本、東京:Voith Paperは、日本の製紙業で首位である大王製紙が最先端技術のXcelLine抄紙機を導入することを発表しました。大王製紙は日本で製紙の生産量を増加させるために、新しいXcelLine抄紙機で包装紙と段ボールを生産し、高品質な紙質、エネルギー効率、持続可能性で年間約54,000トンを生産することを目指しています。
持続可能な設計の抄紙機は天然資源の使用を減らし、高品質な製紙の生産を可能とする革新的な技術を特徴としています。具体的にはMaster Jet Pro T のヘッドボックス、NipcoFlex T プレスセクション、ヘルムホルツ共振器付きワイヤーガイドシステム、真空ポンプシステム、紙巻き取り装置MasterReel、抄紙機制御システムMCS/DCS および QCS。
世界最大級の効率性を誇る最新のXcelLine抄紙機は大王製紙と当社が業界最高水準で協力することを証明します。また、将来の市場需要に対応できる生産能力は大王製紙の成長可能性を強化することでしょう。
「Voith IHIはこの度、日本の製紙業界で最も競争力のある大王製紙にパートナーとして選んでいただき、この重要な新規プロジェクトに携わることでき大変光栄に思います。」(IHI Voith ビジネスプロフェッショナルマネジメント 営業本部長 鈴木伸幸)
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大王製紙について
1943年設立。年間300万トンの製紙用パルプ、衛生用パルプ、段ボール用パルプ、印刷用紙、情報用紙、包装紙を生産。グループ従業員数は約1万人、売上高は約40億ユーロです。製品としては印刷用紙および包装用段ボール・紙器類が含まれます。世界中に構築された技術とサービスシステムを通じて、お客様の要望に応え、パートナーと深い関係を築いています。大王製紙は市場に適応した生産力を持ち、お客様から信頼される高品質な製品・サービスを提供しています。
Voith Paper
Voith Paper はVoithグループの一部であり、製紙産業をリードするパートナーのネットワークであり、技術革新のリーダーです。Voith Paper は包括的な自動化ソリューションを提供し、エネルギー、水、原材料の使用を減らす持続可能な製品の開発に注力することで製紙産業の最適化を推進しています。また、Voith Paper はすべての製紙プロセスに関わる包括的な製品ポートフォリオを提供しています。
150年にわたり、Voithの技術は世界中のお客様、パートナー、従業員を魅了してきました。1867年に創業以来、Voithは現在約19,000人の従業員を擁し、売上高は約43億ユーロ、世界60カ国に所在する地域に事業を展開するヨーロッパでは有名な家族企業へと発展しました。Voithは技術の革新者として、エネルギー、石油・ガス、原材料、輸送、水・廃水に関する多様な市場で活動しています。